ナパのパーフェクトワイン誕生
King of California Wine
St. Helena(Napa Valley)
Bryant Family Vinyard
セントヘレナの東にある海抜450mのプリチャード・ヒルにあるブドウ畑はカベルネ・ソーヴィニヨンのみを栽培し、1ヘクタールから5トンに制限するという生産量を極端に減らした栽培方法を行っています。ワインは野生酵母を使い、ろ過は一切行いません。そのため、黒紫の濃い色合いになっています。
Bryant Family VineyardのワイナリーのオーナーはDonとBarbaraのBryant夫妻。
Don Bryantはセントルイスで弁護士をしていましたが、夫妻は1985年に家を建てる目的でナパバレーのセントヘレナの東に土地を購入したことがこのワイナリーの始まりです。 彼らがその土地についてよく調べてみると、実は隣の土地はブドウ畑で素晴らしいブドウが取れていたことが判明しました。そこで彼は早速その隣の古いブドウ畑を購入して、そこから採れるブドウを他のワイナリーに売り始めました。
しかし自分の畑で取れる葡萄を大切にしたいという気持ちからDonはみずからワインを作ることを決心します。ワインメーカーを雇い、最初のビンテージを1990年にリリースしました。ところがこの年と翌91年はともに大失敗。
「ワインメーカーがダメだと,どんなに良いブドウを使っても、良いワインは出来ない」、と気づいたDonでしたが、運命の出会いは1992年8月のことでした。ワインメーカーとしてHelen Turleyを雇ったのです。 実際ヘレンのワイン作りの才能は優れており、1993年以降彼らのワインの質は劇的に向上しました。もともと畑、ブドウ自体は素晴らし資質があり、その後カリフォルニアワインのトップに登り詰めるまでは時間はかかりませんでした。
93年以降は常に90点以上をキープし96年にはワイン・スペクテーターが100点、 97年にはロバート・パーカーが100点と最高の評価が与えられました。
現在Bryant Family は生産量が600-1000ケースほどで、しかも全量がメーリングリストで販売されるため、市場に出てくるのはほんの一部です。その希少性のゆえに、当然プレミアムがつきますから、店頭での販売価格は最低でも400-500ドル前後はしますし、一時は当たり年の96、97年ともなると1000ドル近くの値が付いて取引されているまさしくカルトワインである事はまちがえありません。
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