ナパ バレーでも最北部に位置するエリアが”カリストガ地区” そこに在るナパ・カベの至宝 『アラウホ』。エイブリューやハーラン、或いはダラ・ヴァレやグレース・ファミリー、S・イーグルらと共にBig Namとしての存在は大きい。アロウホの最も注目すべきはその自社所有のエステート・ヴィンヤード…すなわち「畑」にあります。今作旗艦品の母体ともなる 『アイズル・ヴィンヤード』(Eisele:アイゼル/イーゼル/アイズリーとも)はカリストガ東部のヒルサイドに佇み、起源は1880年代にまで遡ります。1969年に購入したのがその名の由来ともるアイズル夫妻。かつてはジンファンデルなどが植えられていたところ、60年代中盤にカベルネに植え替えられます。そして実はこの畑から初の単一畑カベルネを仕立てたのはアラウホではありません。なんとあの ”リッジ・ヴィンヤース”

その後も1975年にはあの 『ジョセフ・フェルプス』 もここからの単一畑カベルネをアロウホ以前に生み出すなど、既に70年代当時よりナパで最も重要な畑の一角としての地位を確立していたことが判ります。因みにそれらボトルは今や「幻の作品」とされ、アイズル産のリッジが$3,000で落札されるなど、オークションでも目玉の飛び出そうな超高額にて取引されます。

アラウホの1st.となるヴィンテージは、夫妻により1990年に購入された翌年1991年。それらと入れ替わるようにして、前述ジョセフ・フェルプス、そしてリッジのアイズル産は前年にラスト・ヴィンテージを迎えました。僅か38エーカーばかりの決して大きくはない畑でしたが、栽培家デヴィッド・エイブリュー氏、そして醸造家トニー・ソータ氏という当時の最強コンビを呼び寄せ比類なきカベルネを誕生させます。現醸造家は 『オー・ブリオン』 『スタッグス・リープ』 らを実績に数え、93年からトニー・ソーターの右腕として既に長年アラウホに携わり、全てを熟知するフランソワズ・ペション氏。それをサポートするように2000年からはミシェル・ロラン氏をコンサルタントに招聘するなどし、「世界最高峰のカベルネ造り」を途切れることなく叶える万全の布陣が布かれています。

2013年、アラウホはボルドー五大シャトーである ”シャトー・ラトゥール” のオーナーでもあるフランソワ・ピノー(アルテミス・グループ)により買収されました。’ 「五大シャトーに等しい価値」と評されたカリフォルニアの至宝”アイズル”の畑をラトゥールの最高経営責任権(CEO)をフレデリック・アンジェラは「アラウホとその珠玉である他に類を見ないアイズル・ヴィンヤードは、首尾一貫して、この上ない最高のワイン生産をナパ・ヴァレーで続けている。」とコメントしています。

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