Morlet Family Vinysrds
“Sir”の称号を授かるピーター・マイケル卿の名の下、2004年よりその醸造部門のトップに就くモルレ兄弟の長兄、ルークにより2006年創立
ピーター・マイケル元醸造家、ル‐ク・モレのプライベート・ブランド、『モルレ・ファミリー』。ルーク・モレ氏は2001年から2005年までピーター・マイケルの醸造家を務め、2005年にその職を兄であるニック・モレ氏にバトンタッチ。兄弟でピーター・マイケルの醸造家を務めるとは恐るべき血筋ですが、実は二人はフランス・シャンパーニュで5世代続く 『ピエール・モレ・エ・フィス』 の一族。ルーク・モレ氏はブルゴーニュやボルドーで経験を積むと、1994年にナパに移住。かの 『ニュートン』 ではジョン・コングスガード氏に師事。その後2年連続でスペクテイターTOP100の上位15傑入りを果たした 『スタグリン』 で腕を振るい、2001年に 『ピーター・マイケル』 に醸造家として任命されました。
一方マルゴー2級の 『シャトー・ラスコンブ』 に勤めていたこちらも有能な醸造家である兄のニックは、弟のルークを訪ねてカリフォルニアに訪れ、そこでこの地のワインに魅了されてそのまま定住。世界No.1生産者 『ジョセフ・フェルプス』 にて、インシグニアや最高峰単一畑のバッカスなどの醸造に携わり、その後2005年に弟ルックの紹介でピーター・マイケルの醸造家に就任。現ワインメーカーとなっています。ヘレン・ターリーの 『マーカッシン』、マーク・オベールの 『オベール・ワインズ』、ヴァネッサ・ウォングの 『ペイ』 と、ピーター・マイケルの醸造家によるプライヴェート・ブランドはいずれも見事なる成功を収めていますが、この 『モルレ』 も例外とはなりませんでした。ファースト・リリースとなる2006年ヴィンテージにて、いきなり【RP94点】を2作品同時排出する衝撃デビューを飾り、氏に「DRCのリシュブールやグラン・エシェゾーを思い起こさせる。」とまで言わしめました。
ルーク・モルレは葡萄栽培状況にも細かな気を配り、単に長いハングタイムからの糖度上昇のみを拠り所とすることなく、その過程にある香味成分生成のピークを始めとする果実の生理的成熟を重んじます。生育期においては、コートドールの中でもトップ・ドメーヌが手掛ける一部のグランクリュに並ぶ程に収量を低く抑え、収穫の際は果粒を傷つけぬよう丁寧に手作業。選果の際は粒選りに拘り、土着の天然酵母のみに委ねる発酵と特級仕様のフレンチオークを用いる熟成を経て、瓶詰の際は清澄・濾過なし。あらゆる工程において、氏の理想が貫かれます。
選択に一致する商品が見つかりませんでした。